初出勤を終えたある日、まだ体力が残っていたので
「今日こそ洗濯をしなくては…」
と、コインランドリーに行ってみることに。
汗だくになりながらランドリーを探し、洗剤も買って、
ようやく準備万端で到着――と思ったら、
まさかの「洗剤はFREE(無料)」の文字が。
よくわからないまま始まった、マレーシアでの初めてのランドリー体験。
そんな日常の一コマを綴ります。
洗濯しようと思ったら、まず洗剤でつまずいた
この日は初出勤の日でしたが、やるべきことが事務的なことばかりでした。
こんなに体力が余っている日も今日が最後かもしれない――
そう思い立ち、マレーシアで初めての洗濯に挑戦してみることにしました。
目指すはコインランドリー!…の前に、洗剤がない。
ということで、洗濯物を大きなエコバッグに詰め込み、
まずは最寄りのスーパーへ向かいます。
ところで、みなさんは洗剤やトイレットペーパーなどの日用品、普段どこで買っていますか?
私は日本にいた頃、マ◯キヨやサンド◯ッグなど、いわゆる「薬局」でよく買っていました。
でも、海外では(少なくともマレーシアでは)どうやら様子が違うようで――
こちらの薬局には、基本的に洗剤やトイレットペーパーは置いてありません。
化粧品や薬、シャンプー類などがメインで、日用品はあまり見かけない印象です。
(※このあたりの薬局事情については、また別の記事で書いてみたいと思っています)
ということで、食料品も一緒に置いてある「スーパー」に向かうのが正解らしいのですが、
いざ行ってみると…洗剤売り場には、見たことのないパッケージの洗剤たちがずらり。
その中にひときわ目立つ、見覚えのある“あの子”が。
どれを買ったら良いか分からない中、唯一知ってるそのメーカーに、なんとも言えない安心感を覚えます。
結局、1.8L入りのどでかい洗剤(プラスチックのケース付き)を購入しました。
本音を言えば、もっと軽くて小さいのが欲しかった…。
2週間の滞在なのに、まさかこんなに大荷物になるとは。(泣)
とはいえ、準備は整った。
いざ、ランドリーへ――!と、重い洗剤を抱えて歩き出すのでした。


いよいよ洗濯開始!
大きな洗剤を抱えて、ようやく目的のコインランドリーに到着。
そこは、無駄に南国感のある、やたらピンクなランドリーでした。
中に入ると、壁には「ドン」と目立つ使い方の説明が。
とりあえず一通り、しっかり読み込みます。

どうやら、洗濯エリアと乾燥エリアに分かれていて、サイズや乾燥時間によって料金も変わるらしい。
真ん中の両替機で札をコインに変え、必要な分だけ入れて使う仕組み。
特に乾燥機は、コインを入れた分だけ時間が長くなるようです。
まぁ、当たり前といえば当たり前。難しいことはなさそうです。
両替を済ませ、洗濯機の前に立つと、そこにもまた「ドン」と使い方の案内が貼られていました。

内容はシンプル:
- 洗濯物を入れて、しっかり扉を閉める
- 温度を Cold / Warm / Hot から選ぶ
- コインを入れる
- Startボタンを押す
これもまぁ、特に戸惑うことはなし。
強いて言えば、温度設定をどうしようかくらいの迷いです。
「まぁ、Warmにしとけば大丈夫でしょ」と思いながら、洗濯物を入れて、
さて、洗剤を入れようと顔を上げたその時――

FREE
え? FREEって…まさか洗剤も? 柔軟剤も?
そう、洗剤&柔軟剤が無料で自動投入される仕様だったのです。
いやいや、さっき買ったばかりなんだけど…1.8Lのどでかい洗剤…どうしてくれよう…。
すぐ隣に自動投入のオン・オフ切り替えスイッチがあったので、
「せっかく買ったんだし使ってやる」と意地を発動し、自分の洗剤を投入。
今思えば、どんな洗剤が使われてるのか分からないわけだし、これはこれでアリだったかも…と少し自分を納得させました。
ちなみに、どこのコインランドリーもこの仕様とは限りません。
初めて行くところでは、先に確認しておくのがおすすめです。
待ち時間の過ごし方。偶然見つけたココナッツシェイク
ちょっとしたショックを受けつつも、
温度はなんとなく “Warm” を選択して、いざ洗濯スタート。
思えば、コインランドリーを使うのはたぶん15年ぶりくらい。
そしてやっぱり悩むのが「このあとどう過ごすか」問題です。
ここはマレーシアの片田舎。
一体どこでなにをしていろと、、、
一度ホテルに戻るにしても、片道15分。
往復30分もあれば、ちょうど洗濯が終わってしまいます。
ということで、なんとなく周辺をぶらぶらしていたら、
視界に入ってきたのが、ココナッツシェイクのお店。
南国感MAXじゃないか、ということで、なんとなく購入してみることに。
注文すると、店員さんが目の前に積まれているココナッツの山から一つを取り出し、
ガッガッと割って、中身をくり抜いて、あっという間にシェイク完成。


お値段はRM10(約330円)。サイズは、マックシェイクでいうとLサイズくらい。
食感はどちらかというと「フラペチーノ寄り」で、ココナッツの風味がふわっと香ります。
トッピングで頼んだバニラアイスとも相性よく、思ったよりしっかり美味しい。
……が、やたらと実(?)が多くて、常に舌がザラザラする(笑)
「これが本場の仕様なのか?」と首をかしげつつも、
価格を考えれば文句も言えません。
そんなこんなで、新しい体験を楽しんでいたら、
ちょうどいいタイミングでランドリーから「ピーーッ」という機械音。
洗濯、無事に終了です。

乾燥機に入れて、また時間つぶし
さぁ、ここで気にしないといけないのが――
隣の乾燥機エリアが空いているのか?問題。
もし全て使われていたり、大型サイズしか空いていなかったりすると、なかなかに面倒な展開になります。
ありがたいことに、今回はまだいくつか空きがありました。
あの“独房的な自室”で室内干しなんて、絶対に無理だったので、本当に助かりました…。
感謝の気持ちを胸に、洗濯物を乾燥機に入れ、コインを投入して乾燥開始。
モード選択などは特になく、コインを入れたらその分だけ乾燥時間が延びるというシンプルな仕組みです。
とはいえ、どのくらいの時間かければ良いのか正直よくわからず。
でも、生乾きだけは絶対に避けたい。
ということで、標準=コイン1枚(たぶん20分)と仮定して、保険でもう1枚追加。計2枚で40分コースにしました。
さて、またしても40分の空白。
今度は、さっき洗剤を買ったスーパーに戻って、
「どんなものが売ってるのかな〜」と物色して過ごすことに。
お菓子コーナーをのぞいたり、見慣れない調味料の棚で立ち止まったり、
なんとなくのんびり散策して時間をつぶし、ちょうど良い頃合いでランドリーに戻ると――
洗濯物はいい感じにふんわり乾いていて、縮みも(たぶん)問題なさそうでした。

ということで、無事に“マレーシア初ランドリー”を完了!
また15分かけて汗だくになりながらホテルへ戻り、部屋に入ってまず思ったのは…
「この服も洗濯したいな…」
でした(笑)
よくある質問(FAQ)
❓ マレーシアのコインランドリー、洗剤は持っていくべき?
→ 個人的には持っていきたい。
今回のように、洗剤や柔軟剤が無料で自動投入されるタイプのランドリーがありますが
どんな洗剤が使われているのか皆目検討がつきません。
気にされない方はそのまま自動で使ってもらえば良いですが、
個人的には小さな容器などに入れて持っていくと良いかと思います。
❓ 洗濯の温度は何を選べばいい?
→ 迷ったら「Warm」でOK。
色落ちしやすい服や薄手のものが多い場合は「Cold」にするのも手。
❓ 乾燥の時間はどれくらいが目安?
→ コイン2枚(約40分)がちょうどよかったです。
今回、約3日分の普段着(夏服)を乾燥機にかけました。
機種にもよりますが、20分ではちょっと不安。多めにかけておくと安心感があります。
❓ コインってどうやって用意するの?
→ 店内に両替機があります。
紙幣を入れて両替するスタイルが一般的。
カード支払いやアプリ対応の店舗も一部ありますが、現金を用意しておくのが無難です。
❓ 洗濯中の待ち時間ってみんなどうしてる?
→ 周辺をぶらぶらするのが定番。
今回はココナッツシェイクのお店を見つけて大正解でした。
ひたすらスマートフォンでドラマなどを見ている人もいましたが、カフェなどを見つけておくとベター。