「マレーシアは物価が安い」とよく言われますが、実際のところはどうなのでしょうか?
私たち30代夫婦がクアラルンプールで暮らす1ヶ月の生活費は約25万円(RM7,200)。
数字だけ見ると日本と大差ないように感じますが、
実は“お金をかけるポイント”がまったく違います。
この記事では、リアルな生活費の内訳から、日本とのコスト比較、現地で感じたギャップまで、
クアラルンプールで暮らす夫婦の視点で、包み隠さずお伝えします。
「マレーシア移住を考えている」「物価のリアルを知りたい」方に、
現地在住者ならではの本音をお届けします。
【筆者の場合】節約志向の夫婦(2人)で「月25万円」モデル
まずは私たちの簡単なプロフィールから。
30代の夫婦2人暮らしで、マレーシア・クアラルンプールに住んでいます。
私たちは「食にそこまでこだわらないタイプ」ですが、正直、自炊より外食が多めです。
ただし、高級レストランに頻繁に行くようなことはなく、
ホーカー(屋台)やローカル系レストランが中心。
“無理せず、でもムダ遣いはしない”というスタイルです。
ちなみに、日本(関東の1LDK)で暮らしていた頃の生活費は月26万円ほどでした。
そして今、マレーシアでの生活費は月あたり約25万円(RM7,200)。
「あれ、日本とあまり変わらない?」と思うかもしれませんが、
実はそのお金の使いどころがまったく違うんです。
では、ここからは実際の支出の内訳を、項目ごとに詳しく見ていきましょう。
【在住者が公開】2025年クアラルンプールのリアルな生活費の内訳
ここでは、私たち夫婦(2人暮らし)が実際に過ごしている、
クアラルンプールのリアルな1ヶ月の生活費を項目ごとに公開します。
先にまとめると、1ヶ月の生活費はおよそRM7,200(約25万円)。
もちろん月によって多少の増減はありますが、
平均的にはこのあたりが「現地で快適に暮らす」ラインだと感じています。
① 家賃(コンドミニアム):98,000円 / RM2,800

私たちの生活費の中で、最も大きな割合を占めるのが家賃です。
2ベッドルーム+2バスルームの家具付きコンドミニアムに住んでおり、
周囲の相場と比べても、やや高めの部類だと思います。
もっと安く抑えることもできましたが、
- 職場までの通勤がしやすい立地
- ショッピングモール直結で買い物が便利
- 建物や共有スペースが全体的にきれい
という3つの理由から、利便性と快適さを重視して選びました。
「少し多めに払ってでも、日々のストレスが少ない方がいいよね」という判断です。
このように、クアラルンプールでは家賃をどこにかけるかで生活の質が大きく変わると感じます。
② 食費(自炊と外食の割合):52,500円 / RM1,500
この食費には、出勤時の昼食代や飲み会などの交際費は含まれていません。
つまり、夫婦2人分の朝食と夕食、そして休日の昼食がこの金額に収まっています。
……改めて計算してみると、意外と安いですね。
自分でも少し驚きました。
内訳としては、
- 外食:RM600(約21,000円)
- 食料品の購入:RM900(約31,500円)
といった割合です。
🍽 外食スタイル

外食は、安くて美味しい「ホーカー(屋台)」が中心。
平日はローカル系のフードコートで手軽に済ませ、
週末だけは少し気分を変えてレストランに行く、というスタイルです。
🛒 食料品の購入

買い出しは、コンドミニアム直結のスーパー「Village Grocer」でほとんど完結。
オーガニック野菜などは少し高めですが、一般的な食材はお手頃です。
日本食材は割高なため、必要なときだけ業務用スーパーでまとめ買いしています。
③ 水道・光熱費・ガス代:8,750円 / RM250
マレーシアの光熱費は、全体的に日本よりも安めです。
私たちの場合、平均すると月あたりRM250(約8,750円)ほど。
内訳は、電気代がRM200(約7,000円)、水道代がRM50(約1,750円)といったところです。
💡 電気代:生活スタイルで差が出やすい
オール電化のためガス代は不要。
ただしシーリングファンがないため常にエアコン稼働。
その分、電気代はやや高めです。
備え付けのオーブンも電力消費が激しいので注意ポイント。
💧 水道代:安いけれど日本とは使い方が違う
水道代はRM40〜60(約1,500〜2,000円)ほどと格安。
ただし、
- 湯船がないためお湯を大量に使わない
- 飲料水は水道ではなくミネラルウォーターを購入(食費に含む)
といった前提があります。
🌡 気候によるメリット
マレーシアは年間を通して気温が安定しているため、
日本のように「夏や冬で電気代が跳ね上がる」ことはほとんどありません。
④ 通信費(ネット・スマホ代):7,000円 / RM200
マレーシアの通信費は、日本に比べてもかなりリーズナブル。
合計で月RM200(約7,000円)ほどです。
内訳は、自宅Wi-Fi RM145(約5,075円)、スマホ2人分 RM70(約2,450円)。
🌐 自宅Wi-Fi
「Times」を利用中。速度・安定性ともに優秀で、日本と遜色なし。
ルーター貸出もあり、初期費用を抑えられます。
📱 スマホ
プリペイド式SIMを利用し、1人RM35(約1,225円)のプラン。
30GB+通話無料で、これまで一度も上限を超えたことはありません。
通信環境のストレスはほぼゼロです。
⑤ 交通費(Grab・電車など):5,250円 / RM150

マレーシアの交通費は驚くほど安いです。
通勤は徒歩のため、主に週末やプライベートの移動に使用。
平均でRM150(約5,250円)ほど。
🚆 公共交通機関
電車・バスの料金は1回RM1〜3(約35〜105円)。
月RM20(約700円)ほどで十分です。
🚗 Grab(配車アプリ)
タクシー代わりの「Grab」が主流。
空港片道でRM80(約2,800円)ほどかかりますが、
普段は月RM130(約4,550円)前後で済みます。
⑥ 娯楽・交際費:35,000円 / RM1,000
月によって最も変動が大きい項目です。
平均でRM1,000(約35,000円)ほど。
🍻 飲み会・外食

お酒は高めですが、頻度は少なく、たまに友人と外食する程度。
レストランのビールは1本RM15(約525円)前後。
🎬 娯楽

休日は外食やカフェ巡り、小旅行など“日常の中のリフレッシュ費”。
「無理せず楽しむための支出」という感覚です。
⑦ 雑費(日用品など):45,500円 / RM1,300

この項目は少しどんぶり勘定ですが、平均でRM1,300(約45,500円)ほど。
- 生活初期費用(家電・家具)
- エアコン清掃(半年に一度)
- 小旅行やレンタカー代
- 突発的な出費(通院など)
大部分の生活費は①〜⑥でまかなえるため、
この項目は「生活のゆとりを持たせるクッション」のような存在です。
【まとめ】夫婦2人で暮らすマレーシア生活のリアル
ここまで見てきたように、
私たち夫婦(2人暮らし)の1ヶ月の生活費は、平均して約25万円(RM7,200)ほどでした。
※この「約25万円」は、現在(2025年時点)のレートで換算した金額です。
少し前までは1RM=30円を切っていた時期もあり、
仮に1RM=28円で計算すると、同じRM7,200でも約20万円ほどになります。
たらればの話をしてもキリがありませんが、
円換算で見ると「マレーシアの物価が急に高く感じる」というのは、
最近の為替の影響も大きいと思います。
月によって少し上下はありますが、
このくらいの金額で「無理なく、心地よく」暮らせている感覚です。
日本にいた頃と金額だけを見るとあまり変わりませんが、
お金の使い方や、そこから得られる満足度はまったく違います。
ちなみにですが、
私たちはどちらかというと支出を抑えめにしているタイプです。
もう少しカフェや外食を増やしたり、
日本食レストランに行く機会を増やしたりすれば、
全体の生活費は2〜3割ほど上がると思います。
暮らし方のスタイル次第で、
同じマレーシア生活でも「月25万円モデル」から「月30万円モデル」まで、
かなり幅があるのが実際のところです。
🌿 暮らしてみて感じること

マレーシアでの生活は、「安い」だけじゃなくて、自分らしいバランスを選べる自由があるなと感じます。
家賃を少し多めに払っても快適に過ごせる。
外食を増やしてもローカルフードなら家計に優しい。
そんなふうに、“かけたいところに、ちゃんとかけられる”暮らしです。
日本にいた頃は「節約しなきゃ」と思っていたけれど、
こちらでは“暮らしを楽しむための支出”という感覚に変わりました。
Grabでちょっと出かけたり、週末にカフェでのんびりしたり──
その少しの贅沢が、日常の心地よさにつながっています。
💬 次回の記事予告
次回は、今回のテーマをもう少し深掘りして、
「マレーシアで安いもの・高いもの」を項目ごとにまとめていきます。
「家賃や外食は安いけど、お酒や日本食材はどうなの?」
そんな疑問を、実際の価格や体験を交えながら紹介しますので、
ぜひ続きの記事も読んでみてくださいね。


コメント