【体験談】マレーシア海外就職、内定後にやること全部!VISA取得と妻の帯同手続きまでリアル

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海外就職の内定をもらったとき、

「よっしゃ!これで一安心…!」とホッとしたのも束の間。

すぐに始まったのは、VISA申請という未知の手続きと、

妻を一緒に連れていくための帯同VISAの準備でした。

ネットには情報が少なく、
「これで合ってるのかな?」「間に合うのかな?」と毎日が不安でいっぱい。

でも今思えば、
この時期をどう過ごすかが、その後の海外生活のスムーズさを大きく左右したな…と感じます。

この記事では、私たち夫婦がマレーシア就職内定後に実際にやったことを、

  • 提出した書類
  • 手続きにかかった時間や流れ
  • やっておけばよかったこと

…など、リアルな経験としてまとめていきます。

これから海外就職を目指す方、特にご家族と一緒に渡航を考えている方の参考になれば嬉しいです!

✨ 内定が出た!まず何をする?

内定をいただいたら、私の場合は基本的にその会社の人事の方が
どんどん指示をしていくという感じでした。

まずは「オファー面談」といって、契約内容の最終確認を行う面談があります。
この面談は選考が通ってから行われるため、基本的には内定確定後の手続きです。

この面談で様々な書類の説明があり、いよいよVISAなどの話になっていきます。
ここから怒涛の書類準備期間に突入です。

ちなみにオファー面談の前に「準備すべきものはありますか?」と確認したところ、
以下の3点が求められました:

  • 奥様のパスポートの有効期限
  • 奥様のパスポート記載名
  • 戸籍謄本の手配(※姓が変わった場合は必要。まずは日本語でOK)

個人的には、契約内容で気になる部分はきちんと確認しておくことをおすすめします。
転職エージェント側もビジネスなので、早く終わらせたいという空気を感じることもあります。

この面談を経て、転職エージェントから新しい会社の人事担当へと引き継ぎが行われました。

ちなみにスピード感としては、

  • 1/30:転職エージェントから内定の連絡
  • 2/5:オファー面談実施 → ここで内定確定

この面談の中で、「もう他の選考は受けないでくださいね」と確認され、就職確定という流れでした。

📄 就労VISAおよび配偶者VISA申請に必要な書類と流れ

基本的にはすべて人事の方が進めてくれますが、
それまでにこちらで準備すべき書類があります。

✅ 就労VISA(Employment Pass)本人に必要だったもの

  • 英文Resume(職務経歴書)
  • VISA発行用の証明写真(背景:青)
  • 英文の大学卒業証明書
  • パスポートの全ページスキャンデータ

✅ 配偶者VISA(Dependent Pass)で妻に必要だったもの

  • パスポートの全ページスキャンデータ
  • VISA発行用の証明写真(背景:青)
  • 英文の戸籍謄本(※後述の通り、取得が非常に大変)

これらは基本的に同時進行で準備しますが、
就労VISAが承認されてからでないと、配偶者VISAの正式な申請はできないという点に注意が必要です。

そのため、私が念を押されたのは:

「VISAの承認タイミングによっては、家族と一緒に渡航できない可能性もあります」

という点でした。

就労VISAの本人は入社日が決まっているため、渡航スケジュールは基本的に動かせません。
とはいえ、会社側も「家族一緒に渡航したい」という気持ちは理解してくれており、
その点は全力でサポートしてくれる姿勢を感じました。

ただし、こちら側の準備が少しでも遅れると、スケジュール的に厳しくなるのは事実。
特に家族と一緒に渡航したい場合は、時間との勝負です。

私たちの場合は、もともと別々のタイミングで渡航する予定だったため、
このあたりは少しゆるやかに対応することができました。

※余談ではありますが、私達は関東に住んでいました。妻は大阪出身のため、
渡航前に少し実家で家族と過ごしてから渡航するというスケジュールを立てました。

📝 書類ごとの準備詳細と注意点

📄 英文のResumeについて

選考の際にすでに提出していたResumeですが、
VISA申請のために改めて政府提出用に修正が必要でした。

基本的には流用でOKなのですが、
「VISA向けの書き方」には多少コツがあるようで、
細かい修正指示があり、それに沿って手直しを行いました。

📸 VISA発行用の証明写真

こちらは6ヶ月以内に撮影した写真で、背景は青指定でした。

最初はスマホで自宅撮影を試みましたが、

  • 背景を青に加工するのはNG(編集不可)
  • 自作ブルーバックの品質にも不安が…

ということで、結局はカメラ屋さんで撮影してもらうことにしました。

📘 パスポートの全ページスキャンデータ

これが意外と大変でした。
本当に「全ページ」=空白ページも含めて全部スキャンが必要です。

私たちは新しいパスポートだったため、
白紙ページがほとんどでしたが、それでもすべてスキャン対象。

また少し話がそれますが、

  • 書類は全てPDFで送付が基本
  • 英文卒業証明書、戸籍謄本など他の書類もすべてスキャンして提出

です。私はスキャナー付きプリンターが自宅にありましたが、
知人はすべてコンビニでスキャンをしたようでして、大変そうでした。

スキャナー環境がない人は、知人から一時的に借りるのもアリ!

ちなみに…
1ページめくり忘れてスキャンし直しになったこともありました…(泣)

🎓 英文の大学卒業証明書

これも地味に厄介です。
大学によっては:

  • 即日発行できない
  • そもそも英文の証明書が出せない

という場合もあるようです。

私の場合、幸い発行対応はありましたが、
大学入試シーズンと重なりキャンパスに入れないという事態に…。

仕事の休みを取って対応したので、スケジューリングが大変でした。

💍 英文の戸籍謄本(配偶者VISA用)

最も手間(とお金)がかかった書類がこれです。

手順としては:

  1. 日本語の戸籍謄本を取得
  2. 英訳(自分で or 業者)
  3. 英訳文を公的に認めてもらうために公証手続き(自分 or 業者)

ここで問題になるのが、
外務省への提出・受領のため、2回出向かなければいけない点です。
(しかも基本的には東京まで行かないといけません)

自治体によっては英文の戸籍を出してくれるところもありますが、ごく少数とのこと。

🛠 私の対処法

私は絶対にミスできないと判断し、英訳から手続きまで全て業者に依頼しました。

決して安くはありませんでしたが、スピードと確実性を重視しました。

  • 「戸籍謄本 英訳 代行」などで検索
  • 上位に出てきた業者に依頼
  • 書類に不備がなければ1〜2週間程度で入手可能

💳 VISA申請と支払いの手続き(思わぬトラブルも…)

書類一式を提出したら、しばらくは先方の処理が終わるのを待つ期間になります。
その後、手続きがある程度進むと以下のような連絡が届きました:

「手続きが進んだのでVISA申請費用を支払ってください」

このタイミングで、オンライン申請および支払いを進めることになります。

支払いはマレーシア政府の公式サイト上での決済です。

就労VISA(EP)と配偶者VISA(DP)それぞれに対して支払います。

⚠️ トラブル発生:DPの支払いができない!

ここで少しやっかいだったのが支払い方法に関する問題です。
私の場合、
就労VISAの支払いは普通にできたのに、配偶者VISA(DP)の支払いがどうしても通らないという事態に遭遇しました。

  • 普段使っていたクレジットカード:NG
  • 他のカードに変更しても:NG

人事の方いわく、

「マレーシア政府のサイトでは、こういうことがたまに起きる」
とのことでした…。

🧾 最終的な対応

どうしてもオンライン決済ができなかったため、
先方(会社)の指定口座に海外送金する形で支払いを行いました。

しかし、海外送金の準備が整っていなかった私はそこから海外送金について調べたり

口座を開設したりした関係でかなり時間がかかってしまいました。

もちろんその間、配偶者VISA(DP)の申請は完全にストップしてしまいました。


🛑 教訓:支払いトラブルで渡航が遅れることも!

今回のように、

  • クレジットカードが通らない
  • 海外送金に時間がかかる

というトラブルが起きる可能性もあるため、
家族と一緒に渡航予定の方は特に、支払い準備を早めにしておくことを強くおすすめします。

※上でも述べましたが、今回たまたま私と妻は別々の渡航スケジュールを立てていたため、
この支払いトラブルによる遅れの影響は受けずに済みました。

ですが、もし同時渡航が必須な場合は、海外送金の方法をあらかじめ確立しておくことを強くおすすめします。

✈️ いざVISA取得!渡航準備と渡航当日まで

人事の方もこのあたりには慣れているようで、
こちらが必要書類をきちんと提出さえすれば、あとは待つだけという流れでした。

📄 Approval Letterが届く

マレーシア側の審査が完了すると、
「Approval Letter」という書類がPDFで届きます。

これはVISA取得の承認書のようなもので、入国時に必要な大切な書類です。

🎫 渡航準備のステップ

Approval Letterが届くと、すぐに以下の準備を進めます:

  • 渡航日を決定(私の場合は会社が調整)
    ※少し早めに行って事前に家を借りるなど準備したいなと思い相談しましたが、
    航空券の値段が変わってしまうから、自腹だったら良いですよと返答をいただき、
    早めの渡航は断念しました。
  • 航空券を予約(私の場合は会社が調整)
  • Approval Letterを印刷して持参

私の場合、Approval Letterを印刷して飛行機に乗り、
入国自体は特に問題なくスムーズに進みました。

🖨 Approval Letterの印刷だけは絶対に忘れないようにしましょう!

📝 やっておいてよかったこと/大変だったこと

😫 大変だったこと

とにかく大変だったのは、
短期間で必要書類をすべて準備しなければならなかったことです。

基本的にやりとりの中では、

「3日後までに提出できますか?」

というスピード感で進んでいきます。

そのため、空いた時間を見つけてとにかく対応!という日々が続きました。

✅ やっておいた方がよかったこと

中でも「これはやっておいた方がよかったな」と思ったのが、

  • パスポートの全ページスキャンデータを早めに準備しておくこと
  • 妻の英訳された戸籍謄本の準備の仕方を調べておくこと(既婚者)
  • 海外送金の方法を自分なりに確立しておく

です。

これはマレーシアに渡航される方であればほぼ必須になると思うので、
時間のあるうちに準備しておくと、のちの工程がだいぶ楽になります。

🧠 これから準備する人は「スキャンできる環境」を整えておくのがオススメです!

📌 まとめ:内定後は“準備力”がすべて!

海外就職の内定が出たあとの流れって、
意外とネット上には情報が少なくて不安になりますよね。

特にVISA関連の手続きは、

  • 「何を」
  • 「いつまでに」
  • 「どこへ」

提出すべきかがハッキリしないことも多く、私も何度も立ち止まりました。

でも一つ言えるのは、
この準備期間をどう乗り越えるかで、渡航後のスタートダッシュが決まるということ。

今回の記事が、これからマレーシアでの就職や移住を考えている方、
そして特に配偶者や家族を帯同する予定の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

できるだけ前もって、少しずつ、一歩ずつ、準備していきましょう!✈️

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