マレーシアに引っ越してから、日本の家族に荷物を送ってもらう機会が3回ありました。
最初はとにかく面倒で、「なんかもういいや…」とさえ思ったほど。
でも、その後2回、内容や送り方を少しずつ変えていくうちに、
- 「え、今回はめちゃくちゃ早い…?」
- 逆に、「なんでこんな軽いのに通関で1週間も止まるの…?」
そんなことも起きました。実際に3回送ってもらったことで、
荷物の内容・重さ・価格・配送方法の違いによって、こんなにも結果が変わるのかと実感。
この記事では、3回の国際郵便の体験を比較しながら、
それぞれどう違ったのか、何がスムーズで、何が引っかかったのか――
リアルな実体験ベースでまとめています。
※3回とも結果がバラバラだったので、「これが正解!」という話ではありません。
あくまで「こういうこともあるんだな〜」という参考になれば嬉しいです。
🎯 こんな人におすすめ
- これから日本から荷物を送ってもらう予定の人
- 送料・通関・トラブルが気になる人
- マレーシアでの国際郵便事情を、リアルな声で知りたい人
📦 第1便:とにかく大変だった初回。

マレーシアに引っ越してしばらく経ち、
住所も決まったし、もともと送ってもらおうと準備しておいたものを送ってもらうことにしました。
詳しくは こちらの記事(第1回目の配送体験) で記載しています。
内容は、生活用品・日用品などで約13kg。
なかなかのボリュームだったので、郵便局の国際小包(航空便/EMS扱い)を選びました。
送料は約15,000円。
📅 所要日数:約10日

- 10月28日に日本を発送
- 11月6日にマレーシアの自宅に到着
🌀 予想外のトラブル連発
とにかく、“通関”での足止めが長すぎた。
- “Customs hold”(税関保留)が複数回発生
- 届くまでの約10日のうち、5〜6日はずっと通関に止まっていた感じ
- しかも、関税支払いについて、WhatsAppっぽい怪しいSMSが届く始末
\ え?これ詐欺じゃないの?でも支払わないと荷物動かないっぽい… /
そんな状況で、精神的にもめちゃくちゃ疲れたのを覚えています。
🧾 書類も地味にめんどい
- 英語での内容物記載(日本語だと不受理の可能性あり)
- HSコード(関税分類コード)の記載が必要
→ 最初は意味もよくわからず、ググって混乱 - 重量・価格・用途なども細かく書かされる
📌 学びポイント
- 大きくて重い荷物は、それだけで審査も厳しめ
- 内容物の価格合計が大きいと関税がかかりやすい
- 「初めて送ってもらう」=勝手がわからず全部が手間
- あと、関税の支払い連絡は詐欺と紙一重みたいな見た目のSMSが来るので要注意!
こんな感じで「もうこれ二度と頼みたくないかも…」と思ったのが、第1便でした。
📦 第2便:スムーズすぎて拍子抜け。これが“理想”かもしれない
第1便でだいぶ雰囲気がわかってきました。
第2便では、第1便のときに送りきれなかったものや、
「地味にこういうの欲しいな〜」という小物たちを中心に送ってもらいました。
例えば、日本で愛用していたキッチンバサミやタンブラー、
私の電動シェーバーの替刃、持ってこようとして忘れたカバンなどなど。
蓋を開けてみると、今回は本当に小物だらけでした。
(ポケットティッシュやステッカーなども入っていましたが、
これは知人のお子様にキャラクターグッズをプレゼントしたくて、
「どうせ荷物を送ってもらうなら一緒に」と100均などで購入してもらったものです。
※マレーシアでポケットティッシュが手に入らないわけではありません)
💡 今回の荷物の特徴:

- とにかく小物だらけ(総重量 約3kg)
- 高額品なし(一番高くて約7,000円)
- 電化製品なし(唯一、変圧器くらい)
結果、郵便局の国際小包(航空便)を利用。
送料は4,900円、そして――
📅 所要日数:たったの5日!

- 2025年2月9日に日本を発送
- 2月14日にはクアラルンプールの自宅に到着
\ 早すぎでは??? /
あまりのスムーズさに、「え、これが本来のスピード感?」と驚きました。
SMSなどが来るのを覚悟していただけに、逆に拍子抜け。
✅ 今回はトラブルゼロ!
- 関税の請求もなし(少額だったから?)
- 通関も一瞬で通過
- SMS連絡なども一切ナシ
- 発送から到着まで、何のストレスもなかった
📌 学びポイント
- 中身が安価で電化製品が無いと、通関は非常にスムーズ!
第1便と比べると、もはや“別世界”のような配送体験でした。
「これくらいなら、そんなに苦じゃないな〜」と思っていたら……
次の第3便では、また思わぬ落とし穴が――。
📦 第3便:たった200gなのに…通関でまさかの1週間ストップ
第3便ですが、もともと送ってもらうものは特になかったはずなのですが、
わけあってこちらを送って貰う前に日本へ1週間ほど1次帰国をしていました。
(その時の様子はまた後日)
その際にメガネを新調していました。
メガネもマレーシアで普通に作れますが、
今回ちまたで噂の調光メガネが欲しいと思ったので日本で購入しました。
しかし、調光メガネは特殊なレンズの関係で完成までに1週間はかかるとのこと。
そのため帰国後に送ってもらうことにしました。
あと家に置き忘れてきた充電用ケーブルもついでに送ってもらうことに。
「今までで一番軽いし、ちょっと急ぎたいから今回はEMSにしてみよう」
という感じで、 国際郵便で「最優先」のサービスと謳っているEMSで送付をお願いすることに。
そう思っていた、第3便。
中身は、メガネ(約2万円)とスマホの充電ケーブル。
本当にそれだけ。重さもたったの200g。
きっと今回は最速で届くんだろうなぁ、と思っていたら――
まさかの“通関地獄”が待っていました。
📦 荷物の概要:

- 内容:メガネ(21,000円)、充電ケーブル(1,000円弱)
- 総重量:約200g
- 配送方法:EMS(物品)
- 送料:1,900円
📅 所要日数:まさかの11日

- 2025年3月10日に日本を発送
- 到着したのは3月21日。
\ いや、なんで??? /
中身も軽いし、前回よりずっとシンプルなのに、
なぜか通関で2回も“Customs hold”が発生。
追跡情報を見るたび「また保留か…」とため息。
😓 おそらく原因は「価格」
今回税関で長々と止められた理由として考えられることとしては、メガネの価格が2万円ちょっとだったこと。
高額商品として関税チェックが厳しくなったのではないかと推測しています。
さらに、「新品のサングラス?販売用?」みたいな判断で税関が慎重になった可能性も。
💡 トラブルとして感じたこと:
- 通関に実質1週間ほど足止め
- 追跡ステータスに変化がなく、不安になる
- 「軽い=スムーズ」とは限らない現実
- メガネの価格やカテゴリによって審査が長引いた?
- 税関の支払いについていっさい連絡が無かった
📌 学びポイント
- 価格が高めの物は、たとえ軽くても止まりやすい
- カテゴリが曖昧な物(医療系・ブランド品など)は要注意
- “EMS=早い”という期待は裏切られることもある
正直、第2便がスムーズすぎた分、
品数が少なく、重量が軽いこの第3便で「うわ、こういうパターンもあるのか…」とかなりヤキモキしました。
✅ まとめ:3回送って実感した、“正解”は一つじゃないということ
3回送ってみて、毎回まったく違う結果になった国際郵便。
- 比較的重くて数量があってもすんなり届くときもあれば、
- 軽くても通関で1週間止まることもある。
正直、「これをやれば確実にスムーズ!」みたいな“必勝パターン”は存在しないというのがリアルなところです。
📌 これから送る人に伝えたいこと
✅重さよりも「内容物」が超重要
→ 家電・高額商品・分類が曖昧な物は、通関で止まりやすい。
✅価格の合計にも注意
→ 高額な荷物(2万円超)は、EMSであっても時間がかかる可能性あり。
✅スムーズに送るためにできる工夫
- 内容物は簡潔&正直に書く(英語表記)
- HSコードや用途の記載は丁寧に
- 不安なものは分けて送る or あきらめる勇気も
✋ 最後に
今回はあくまで「たまたま3回こうなった」という体験談ですが、
これから日本から荷物を送ってもらう人にとって、
「あ、こういうケースもあるんだな」と事前に知っておけるだけで、
だいぶ気がラクになると思います。
もし「初めて国際郵便を送るけど、どんな流れなの?」という方は、
👉 こちらの記事(第1回目の配送体験) も参考になると思います。
国際郵便をご利用になられる方の参考になれば嬉しいです。
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