無事に契約も終えて、「よし、いよいよ新生活だ!」とワクワクしていたのも束の間。
実際に住み始めてみると、「え、ちょっと待って…?」という出来事がちらほら出てきました。
今回は、そんな入居後に気づいた部屋のリアルな様子と、
実際にあったトラブルたちをまとめてみました。
マレーシアで家具付き物件を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
🏠 部屋紹介(Full Furnishedの内容)
🍽️キッチン


キッチンには、オーブン、2口のコンロ、冷蔵庫、電子レンジが付いていて、
見た目は「お、意外としっかりしてるじゃん」という印象。
自炊メインでも困ることはなくて、日常生活には十分でした。
ただし、コンロがちょっとクセありで……
日本でよく見るIHとは違って、いわゆる電熱線タイプ。金属の部分が赤くなるくらい熱くなるので、うっかり触れたら火傷レベル。
加熱が早いのはありがたいけど、熱くなった見た目がほぼ変わらないから本当に危ないです。
実際、加熱直後のコンロにうっかりマイクロファイバーのクロスを落として溶かしてしまったこともありました。
油断禁物です……。
あともう一つ、小さな落とし穴があって、シンクが思いのほか小さい!
フライパンや鍋を洗うときにちょっと苦戦しました。自炊多めの人は、ここ要チェックです。
🛋 リビング

リビングには、Toshiba製のテレビとテレビ台、2人掛けのソファー、
大きめのカフェテーブル、ダイニングテーブルと椅子、あとはPanasonicのエアコンも。
正直、テレビは「映るだけ」って感じで、スマートTVじゃないからNetflixもYouTubeも見られません。
うちでは、日本からAmazonのFire TV Stickを持ってきて、
NetflixやYouTubeを視聴できるようにしています。
同じような使い方をすれば、意外と快適になります。
ソファーはそこそこくつろげるサイズで、
その前にある大きなカフェテーブルは食事にもPC作業にも便利。
「これは嬉しい!」ってなった設備の一つでした。
ただひとつ、残念ポイントがあって、シーリングファンがないんです。
そのせいで、エアコンをつけっぱなしにしないと部屋がすぐに暑くなってしまう……。
これは正直、生活してみないと気づけなかった部分でした。
🛏サブ寝室
サブ寝室は、エアコン・机・椅子・シングルベッドが一通りそろっていて、必要最低限の設備って感じです。
来客用や作業部屋に使うにはちょうどいい広さ。
ベッドも普通に寝られるし、エアコンもちゃんと効く。
机と椅子はシンプルですが、ノートPCくらいなら問題なし。
派手さはないけど、実用的な部屋という印象でした。
🛏寝室(メイン)
メインの寝室はキングサイズのベッドに、大きめのクローゼット、エアコンもきちんとついており、
パッと見は「これはいいかも」と思いました。
ただ、マットレスが問題児でした……。
固いというより、スプリングが直接背中に当たってるような感覚で、
寝るたびに「あいたた……」ってなります。
結局、トッパーといってマットレスの上に敷くものを別途買って
マットレスの上に敷くことでなんとか快適になりました。
クローゼットは広めで、収納力は十分。
服もスーツケースの中身もぜんぶ入ったので長期滞在でも安心です。
エアコンもよく効きますが、ここもシーリングファンが無いので、
エアコンを夜中もずっとつける生活になります。
光熱費は少し覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
🚿 マスターバスルーム
マスターバスルームには、ガラス張りのシャワールーム、トイレ、洗面台がついています。
バスタブはありませんが、全体的にスペースは広めで、使っていて窮屈さは感じませんでした。
床はタイル張りで、水はけも悪くなく快適。
ただ、気になったのがタオル掛けのガタつき。

触るとグラつくレベルで、エージェントにも伝えたんですが、
業者が見たあとに「これ以上は直せない、ごめんね(笑)」というまさかの結論に。
結局、使わずに別の場所にタオルをかけてます。
🚿 サブバスルーム
サブバスルームは、半扉タイプのシャワー、トイレ、洗面台がついていて、
いわゆる「海外でよくあるシンプルなバスルーム」って感じです。
広さはマスターバスルームの半分〜3分の2くらい。
そこまで広くはないけれど、来客用や朝のシャワー程度なら問題なく使えます。
最低限の設備は整っていて、水の出もOK。
こちらは特にトラブルもなく、無難に活躍してくれています。
🛠️ 入居後に発覚したトラブルと対応
新生活が始まったはいいけれど、実際に住み始めてからいろんなトラブルが発覚しました。
でもそのたびにエージェントに伝えて、基本的にはちゃんと対応してもらえたのは救いでした。
▪️ バスルームの扉のドアノブがガタついていた

これは入居初日に気づいて、すぐに報告。業者の人が来て、調整してくれました。
▪️ 壁掛けテレビの金具が外れた
少し角度を変えようと触ったら「ガタン!」と金具ごと外れてびっくり。
これも業者さんが来てしっかり直してくれました。
▪️ 洗濯機の下から水漏れ
最初は気のせいかな?と思ったけど、数回まわしてみたら確実に水たまりが。
漏れている様子を動画で撮ってエージェントに送り、これもすぐに見に来てくれました。
▪️ 玄関ドアの油圧ダンパーから油漏れ

ドアの開け閉めのときに「ベタッ」とした油が見えるようになって……。
これは「拭いて使ってください」とのことで、いまも都度拭きながら使ってます。
▪️ マスターバスルームのお湯が出ない
これはさすがに困ったので相談したところ、エージェントと業者が後日訪問して修理。
無事にお湯が出るようになりました。
▪️ マットレスのスプリングが当たって痛い
これは設備の問題というより体感の話だけど、寝るたびにスプリングが背中に刺さる感覚が……。
後日、自分たちでマットレストッパーを購入して対処しました。
▪️ タオル掛けのガタつき
マスターバスルームのタオル掛けがグラグラしていたので相談したら、
「もうこれ以上は無理、ごめんね(笑)」とのこと。
結局、別の場所でタオルを干しています。
🧹 まとめ:便利だけど、注意ポイントも多いFull Furnished
家具付きの物件って、見た目にはラクそうに見えるし、実際すぐ生活できるのは助かります。
でも、住んでみて初めてわかる「あれ?」って部分もけっこう多いというのが正直な感想です。
特に入居直後は、
- 家具や設備の写真・動画を残しておくこと
- なるべく全部使ってみて、不具合があればすぐに伝えること
この2つがめちゃくちゃ大事です。
あとから言っても「それはもう君の使い方の問題だね」と言われてしまうこともあるので……。
ちょっとしたことでも、先に対応してもらえると後々のストレスが減ります。
今回の体験が、これからマレーシアで物件を探す方の参考になれば嬉しいです!